『なんだか調子が悪い…ストレス?加齢のせい?』
私たちの健康は、毎日の食事などから摂取した食品の消化吸収、代謝でなりたっています。しかし、不規則な食事や睡眠不足といったちょっとしたリズムの乱れから、栄養バランスが崩れ、DNA情報がうまく伝えられず遺伝子の突然変異が起こり、不健康を招く事は少なくありません。また、動物性過多、添加物依存の食生活が様々な現代病を引き起こすとも言われています。
しかし、誰にでも備わっている頼もしい助っ人がいます。擦り傷ができた時、放っておいても血がかたまりかさぶたとなって自然に治りますよね?そう、自然治癒力の働きです。この身体の機能は、自分の身体の不具合を発見すると、元の健全な状態に向かわせるよう懸命に働きます。
バランスが崩れ代謝がうまくいかなくなると、自然治癒力も弱まります。健康維持のためには、本来身体の持つ機能が発揮できるよう代謝を促し、体質改善することが必要です。
<医食同源><身土不二>。食は健康の元です。そして私たちの身体は自然に育まれています。植物素材の食品は大地のエネルギーの産物。この素材の持つ力、大地のエネルギーを<一物全体>として得ることで、バランスを整え、代謝を促進し、自然治癒力を高めることが出来ます。
身体が潤う、身体に優しい食生活-オーガニック・スローフード・自然食など身体が喜ぶ食品、発酵食品・抗酸化食品・SOD様食品など現代の食生活に不足しがちな栄養素を取り入れる事が出来る食品…大自然のエネルギーは私たちを癒し、自然界にある天然の栄養バランスは私たちを満たしてくれます。
そこで生まれたのが当店のサプリメントです。人工的な加工は最小限に、厳選した自然食品-植物素材を丸ごと摂取できる健康食品で、お食事にプラスすることで”元気”をサポートします。
ビタミン・ミネラルは、他の栄養素の働きを円滑にする潤滑油の役割を果たしています。炭水化物(糖質)・タンパク質・脂質といった栄養素は、ビタミンやミネラルのサポートにより体内酵素によって代謝され、体内で活用される物質に変化します。
ビタミンは、代謝を助け、ホルモンバランスを整え、活性酸素を除く等、様々な体調機能を整える働きをしています。またミネラルは微量成分ですが、体の構成成分をつくったり、機能の維持や調整に欠かせない栄養素です。不足しても取りすぎてもさまざまな症状が出てきます。亜鉛が不足すると「味覚障害」に、カルシウムやマグネシウム不足は「骨粗しょう症」になると考えられます。逆にナトリウムを取りすぎると高血圧に、セレンの取りすぎは爪の変形やしびれを招くこともあります。
さて代謝には、摂取カロリーに応じたビタミン・ミネラルが適度なバランスで存在することも重要です。複数のビタミンはもっとも摂取量が少ないビタミン量にあわせて機能し、一方ミネラルは量が多いものが少ないものの働きを抑えてしまうことがあります。
例えば食事から摂った糖質がエネルギーやアミノ酸などに変化する際、ビタミンB群が不足すると代謝が正常に進行せず、糖分は脂肪酸に変化し肥満の要因となってしまいます。水溶性のビタミンB群は、使われなかった場合速やかに排泄されるので、糖質と一緒に食事として摂ることが大事です。
健康のために欠かせないビタミン・ミネラルは加工食品には少なく、ストレスや過労などでも消耗が増えてしまいます。忙しいライフスタイルから偏った食生活を送ることの多い現代人は潜在的な不足に陥っているともいわれていますが、サプリメントに頼ると過剰摂取の不安もあり注意が必要です。近年野菜など食品そのものに含まれるビタミン・ミネラルが非常に減ってきているともいわれています。
大事なことは、1日3食きちん食べ、自然な食物からなるべく多くの食品をバランス良く取るように心がけることですね。
「お米を食べると太るから~」
よくこんな声を耳にしますが、本当でしょうか。これには少し誤解があるようです。
お米やパン、麺は炭水化物。炭水化物は”糖質”とも呼ばれています。”糖質”って響きだけで太りそう~なんて思う方も多いでしょう。(CM等で”糖質 0 ”なんてやっていますね。)この”糖質”は、身体を動かすことから五感まで関係している大事な脳のエネルギー源。脳が働くために絶対不可欠なこの栄養素、ダイエットとも深く関わっています。
消化性の”糖質”が脳のエネルギーとして利用される一方、吸収されない難消化性の”糖質”-低カロリー甘味料や食物繊維などは、身体の中のお掃除や、ウェイトコントロールにも一役買っています。食物繊維も”糖質”なんですよ~
さて、消費エネルギーが摂取エネルギーを上回ると、体脂肪などのかたちで体内に蓄えたエネルギーまで消費し、ダイエット成功!なのですが、この指令を出すのは脳。先ほど”糖質”は脳が働くために必要と言いましたが、脳に必要なだけの糖質が入ってこないと、脳は省エネモードに切り替わります。この省エネモードスイッチが入ってしまうとどうなるのでしょう?身体には先祖から受け継いだ飢餓状態に耐えられる習性が備わっているので、脳が飢餓状態だと察知すると体内にサインを出し、省エネ運転に切り替わります。蓄積した脂肪をエネルギーとして消費する事をストップし、逆に基礎代謝を下げ脂肪として蓄えようとします。基礎代謝の約70%は内臓が働くなど生命活動維持のため使われ何も身体を動かさなくても消費されますが、筋肉量が増えると基礎代謝は上がり、逆に減ると下がってますます太りやすくなってしまいます。カロリー計算までしてダイエットしたのに体脂肪が増えてしまったという場合は、どうやらここに問題があったようです。
また、糖質は体内ではビタミン類などを補酵素に、エネルギー源として代謝されますが、その途中物質として非必須アミノ酸や核酸が合成されます。、ビタミン不足だとこの代謝が正常に進まず、脂肪酸の合成へと反応するので、肥満の原因になってしまいます。グルコース(代表的な糖類)の代謝の場合、ビタミンB1とB2が補酵素として働き正常な代謝が進みますが、ビタミンB1とB2は水溶性なので体内にとどまることがなく、これらのビタミンが糖質と一緒に存在しなければ脂肪として蓄えられてしまうのです。
つまり、<炭水化物(糖質)は太る>のではなく、代謝できる栄養成分が不足していたり、栄養バランスが整っていなかったりするわけで、食べ過ぎない程度に食べることは必要なのです。
同じ原理で、欠食などで空腹時に摂った食事は脂肪に変わりやすく、1日3食バランス良く摂ることが推奨されています。朝食は、脳が目覚めてしっかり働けるために脳の栄養源であるたっぷりの糖質。昼食は、活動量が増える日中を支えられるバランスのとれたエネルギー摂取。夕食は、エネルギー消費が減る夜間に消化しやすいカロリーを抑えた食事を就寝2時間前までに済ませることが望ましいようです。
和食は他のメニューに比べ健康的で太りにくいと言われていますが、糖質・脂質・タンパク質といった栄養バランスがとても良く、体内の糖質が緩やかに上昇するようです。脳は糖質が一度にたくさん入ってくるより、少しずつ長く入ってくる方がより働くので、カロリー数は同じでも食事内容によって太りやすさに差がでます。「食の欧米化による肥満が懸念される」とよく耳にしますが、こうした食生活の問題点は脂質・糖質の割合が高くタンパク質が低いとも言われています。
脳のエネルギー源”糖質”もしっかり含む植物素材主体の”バランス”の摂れた食事と適度な運動で基礎代謝を上げ、身体全体を活性しましょう。
肌は本来28日周期でターンオーバーを繰り返します(肌の代謝)が、加齢とともにこの周期が長くなり、シミ・シワ・たるみ・くすみといった肌の老化現象が現れてきます。それに加えエアコンによる乾燥、大気汚染による紫外線の刺激、ストレスなどの肌ダメージは、肌の老化を加速させます。
お肌の保湿は皮脂や細胞間脂質(セラミド)により保たれていますが、これらの成分は加齢とともに減少し、肌の柔軟性は低下して、水分が蒸発しやすくなってしまいます。角質層にたっぷりの水分と、それを逃がさない油分を補う早めの潤いケアが大切です。
特に乾燥する季節はドライスキンを訴える方が多いようです。肌の老化は自然の摂理であり仕方ありませんが、少しの工夫で和らげることができます。
・洗浄力の強いボディシャンプーを使ったり、肌をゴシゴシ洗わない
・熱い湯(適温は39~40℃)、シャワーは避ける
・ぬるめの半身浴で血行を良くし新陳代謝を活発にする
・上がり湯にぬるめのお湯を浴びる
・お風呂上がりには、すばやくタオルドライを済ませ、すぐ保湿効果のあるローションやクリームを塗る(タオルドライだけでは15分もすれば肌の水分はほとんど蒸発してしまいます)
・水や白湯を飲む(体内の水分補給には水を)
肌の健康のためには栄養バランスのとれた食生活がとても大切です。植物素材による自然バランスでしっかりビタミンミネラルを補給し、身体の中からターンオーバーを整えて、肌トラブルを改善しましょう。

皮膚は外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」で構成されており、上図のようになっています。このうち「表皮」と「真皮」を合わせても厚さは約1.4mmです。
肌代謝のサイクル(ターンオーバー)がいつもスムーズに行われていれば、潤いのある美しい肌を保つことが出来ます。20歳位では平均28日で入れ替わりますが、加齢とともに周期が長くなっていき(肌の老化は14歳からとも16歳からとも言われています)、しみやくすみの原因となります。美肌は、新陳代謝を活発にすることにより生み出されます。
<皮脂膜>
毛穴にある皮脂腺から皮脂が分泌されて角質層と一体となり、水分を適度に保ち、肌に潤いを与え、肌を外的環境から守っています。洗顔後すぐは皮脂が肌を覆っていないので、細胞間脂質とともに肌を整える皮脂成分を補給する化粧品の働きが大切です。
<角質層>
角質細胞は、外部からの細菌や水の侵入を防ぎ、化学物質や紫外線に対しても強い抵抗力をもっています。また、細胞の間は細胞間脂質(セラミド)によって結合されており、体内の水やタンパク質などが漏れない様にしています。これは逆に言うと、外界からのバリアになっていて、化粧品などは肌の中に浸透しにくいということです。角質には小さな孔があるので、分子の小さいものなら浸透します。
<顆粒層>
この層にはケラトヒアリン顆粒というガラスのような粒が含まれており、紫外線が体内に侵入するのをブロックしています。
<有棘層>
表皮の中で一番厚い層です。基底層で作られた細胞はこの層で棘(トゲ)を出してお互いの細胞をつなげ、その間をリンパ液が流れて細胞に栄養を与えています。またこの中にあるランゲルハンス細胞は免疫機能をつかさどり、外部からの異物をみつけるとリンパ球にその情報を伝え、異物や紫外線の侵入をブロックしています。
<基底層>
表皮の一番奥にあり、その下の真皮の毛細血管から栄養をもらい、細胞分裂によって新しい表皮細胞を活発に作っています。増えた分が順に上部に押し上げられていきます。また、この中にあるメラノサイト細胞が紫外線を受けてメラニン色素を作り出し、色素を含んだ細胞を上部に押し上げることで紫外線が体内に侵入しないようブロックしています。
<基底膜>
表皮と真皮の間は基底膜で仕切られています。栄養や酸素、老廃物が体液に溶けて行き来します。
<真皮>
真皮は繊維状のタンパク質(コラーゲンやエラスチン)が保水成分(ヒアルロン酸等)を含んだ構造で、肌に弾力性を与えています。この繊維が切れてしまうとその部分が折れ曲がりやすくなり、シワやタルミになります。(ヒアルロン酸は5000倍以上の水分子を抱え込むことが出来、水分を逃げにくくしています。 )真皮層には繊維芽細胞という細胞があり、繊維のほころびを直しています。
真皮の下には血管とリンパ管が流れています。血管から真皮の浅い部分にかけて毛細血管が細く網の目に分かれ酸素と栄養を運び、二酸化炭素や老廃物を受け取って戻ってきます。肌は多くの有害物質や病原菌の侵入しやすい部分で、リンパ管の中にあるリンパ球は、病原菌や有害物質の危険から体を守っています。
健康診断で「メタボリックシンドローム」=「糖尿病予備軍」と言われる人が増加しています。糖尿病とは『糖の代謝異常』。すい臓が分泌するインスリンにより糖は細胞に取り込まれエネルギーに変わりますが、この働きが弱くなり発症します。一度発症すると完治が難しく、病気の進行とともに様々な合併症を引き起こし、命に関わる場合もあります。
この糖尿病、EU諸国などの海外では肥満傾向にある人が発症しやすいという調査結果が出ていますが、日本においてはそれにとどまらず、標準体型であっても発症しています。これには食文化における歴史が大きく関わっているようです。
飢餓と戦いながら狩猟採集生活を送っていた人類の祖先は、1万年以上前に農耕を開始したと言われています。EU諸国の祖先は、人類誕生の地とされるアフリカから北の大陸に移動し、そこで集落をつくり暮らしはじめました。その痩せた土地での農耕は、必要な食料を得るには大変厳しかったため、牧草を育てそれを飼料に放牧を始めました。こうして彼らの乳製品や肉を中心にした食文化の礎が築かれました。一方、東に進路をとった私たちの祖先は、農耕により得た食料を糧にしました。日本で最初の人間は木の実を食していたことが明らかになっています。
何千年もの長い歴史のなかで、それぞれがその食文化に対応できるよう身体を育み、先人から譲り受けたDNAを進化させ今日に至っているので、肉や乳製品を食べてきた欧米人と、野菜や穀類を中心とした食生活を送ってきた日本人とでは、身体能力に違いがあります。欧米人に比べ日本人は腸が長いだとか、日本人は乳製品を消化吸収する体内酵素が少ないなど諸説ありますが、体内で糖を代謝する為に分泌されるインスリンの量に至っては、格段の差があります。欧米人は、祖先の時代から数千年かけてインスリンを大量に分泌する身体の仕組みが発達したようですが、日本人はすい臓機能が低い事が知られています。
しかしながら近年日本では食生活の欧米化が進み、高脂質・高糖質食への急激な食生活の変化に、祖先からもらったDNAでは対応しきれず、高度肥満や生活習慣病になってしまう人が増えてきました。
また最近では、胎児期の栄養状態によって、糖尿病になりやすい体質が作られることもわかってきました。戦争中、栄養失調(飢餓状態)の母胎に宿った胎児は、筋肉量を減し基礎代謝を下げて低体重児として出生しましたが、このような状態で生まれた人が糖尿病を発症しやすいという統計がでています。ダイエットブームの裏側にも同じような問題が潜んでいる事も指摘されています。
さて、欧米食に比べ和食は低脂肪で、栄養バランスが良いと注目する人が増えています。糖質は脳のエネルギー源として必要不可欠ですが、体内で緩やかに上がる事が望ましい様です。ご飯とパンを比べてもご飯は緩やかに糖質が吸収され、代謝に必要な微量成分も含むのに対し、パンは吸収が早く急に糖質量が上がりすぐに下がります。パンは消化が良くて腹持ちしないがご飯は大丈夫、といった経験をお持ちの方も多いでしょう。
菜食中心の食文化をもつ日本人。毎日の健康と元気の基本は、身体能力にあった食生活が秘訣かもしれません。
「サビない」「アンチエイジング」などといったフレーズをTVや雑誌などでよく見かけますが、身体がサビるとはどういうことなのでしょう?
<サビる=酸化>は活性酸素によりおこると言われていますが、活性酸素には身体を守る免疫機能の一つである殺菌や有害物質を取り除くという役割があり、体内で代謝が繰り返される過程で作られます。とても酸化力が強いため放っておくと自分の身体を攻撃(酸化)しかねませんが、その役目を終えると体内にあるSOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)という酵素によって中和されます。また、様々な自然の食品から摂取出来る抗酸化物質(ビタミンCやE、ポリフェノール類など)も同じような働きをし、身体に備わった機能プラス自然の食品を取り入れることでバランスが保てます。
本来のサイクルが保たれていれば問題ないはずの活性酸素ですが、環境汚染や生活習慣、特にバランスの悪い食事や過度のスポーツ、ストレス、喫煙、添加物など、過剰発生原因とされる因子は増加しており、一方、抗酸化物質を多く含むとされる自然の食品の栄養価は、環境汚染などにより昔の半分以下ともいわれています。身体の働きは、自然のものを取り入れることにより本来の働きをし、自然とともに健康維持出来るようになっているにも関わらず、世の中は化学物質であふれかえっています。さらに、老化によって体内合成されるSODも減少します。
もう30年以上前のこと、当社<康兆元>の開発者和田公元は、薬理実験用のウサギを飼育していました。ウサギも人と同じように風邪を引いたり体調を崩したりするので、そういったウサギが元気になるようにと、飼料に野菜くずを与えました。すると、必ず病状が悪化するのです。人の食用に栽培された野菜を食べて…。この当時はちょうど消毒や農薬の危険性が世間で取り上げられ始めた頃でした。
時代を同じくして、難病といわれる病気が急増しました。がんは今や3人に一人ともいわれており、様々なアレルギーやアトピー性皮膚炎はどんどん重症化して増加の一途をたどっています。
近年は環境問題が重要視され、農薬や環境汚染などについても規制が増えてきていますが、汚染された土壌や水、大気が元々の元気な状態に戻るにはたいへん時間がかかります。さらに、化学物質の氾濫は活性酸素の急増に繋がり、老化や肌トラブル、多くの病気など健康を脅かす要因と指摘されています。
こうした背景のもと、抗酸化物質に着目したサプリメントも多種多様に開発されていますが、本来の働きをサポートするには化学的な処理をしていない自然の植物などから作られたものが優れているようです。先人も「医食同源」「身土不二」「一物全体」などといった知恵を残してくれているように、自然の植物まるごとを上手に取り入れたいものですが、身体が必要とするだけの多種多様の野菜などを毎日摂取するのはたいへん難しく、さらに野菜の栄養価が下がっていることも考えると、自然のバランスそのままに吸収しやすく加工したサプリメントも必要なのかもしれません。
最近、低体温の人が増えています。サーモグラフなどで見るとカラダの芯が冷えている場合が多く、現代病との関連も指摘されています。
冷えは手足の先だけではなくカラダの芯にまでいたり、様々な不調をおこします。手足が暖かかったりすると、冷えていることに気づかないことも少なくありませんが、特に内臓の冷えは臓器がうまく働けず万病に繋がる危険性があります。低体温の人は冷え性にとどまらずアトピーやアレルギー、ガンの発症率が高いという調査報告も出ています。
では冷えるとカラダはどんなシグナルを出すのでしょうか。
体温は、体調不良や病気と深い関わりがあるようですが、健康的な体温とはどれぐらいでしょうか。
ウイルスなどの外敵からカラダを守っている白血球の活動は、高熱で活発に低体温では鈍くなります。体内酵素は37℃前後で最もよく働き、それによって代謝が活発に進みます。また、癌細胞は35℃以下の低体温で最も増殖し39.3℃以上が続くと死滅すると言われています。このようなことを考え合わせてみると、カラダが本来の機能を充分働かせることが出来る健康な体温は36.5℃程度です。
さて、体温は日常なにげなく行っている食品の摂取と運動(カラダを動かすこと)により作られます。汗をかくなどしてその体温を調整する機能も、カラダにはたくさん備わっています。食生活や生活習慣と体温は深く関わっています。
東洋医学では、食品は『陽性食品』『陰性食品』『中性(中庸)食品』に分けて考えられています。食物の持つカラダを暖める(陽性)、冷やす(陰性)という特性を重視し、冷え性の人や冷えの病気(風邪、リウマチ、うつ病、下痢、アレルギーなど)には陽性食品や中性食品を、陽性の病気(高血圧、脳卒中など)には陰性食品と中性食品を食べて健康になるように指導するようです。
<陽性食品…カラダを暖める>北方産や水分が少ない食物。 基本的に鉄分・タンパク質・塩分を多く含んでいる。
冬に旬を迎える食物が多い。
天然塩、天然醸造の味噌・醤油・酢、黒砂糖、ごま油、等
<陰性食品…カラダを冷やす>南方産や水分の多い食物。カリウムが多い食品が多く、利尿作用により体温を下げる。
旬が夏に来る野菜や、南国の果実など。
白砂糖、牛乳、合成酢、添加物、化学調味料、等
<中性食品>両者の中間の食品で、ヒトが古代から主食にしてきた万人の健康維持に必要な食物。
玄米、玄麦蕎麦、アワ、キビなど。
代表的な玄米にはビタミンB・E・ミネラルが豊富。
野菜や果物はその土地や風土にあったものしか育ちません。ヒトはそれを食することで、その気候を乗り切り健康を保てるようになっています。医食同源、四季折々の旬の食材をいただき、自然のサイクルにあった食物を摂取することで、体温調整をサポートできるのです。
では、もう少し詳しくみていきましょう。
例えば健康思考から「野菜をたくさん食べましょう!」と率先してサラダを食べます。最近はオールシーズン店頭に並んでいるトマトやキュウリですが、夏に旬を迎える陰性食品。暑い夏に体温が保てるように体温を下げる働きがあります。トマトやナス、ピーマンは暑い国が原産です。これら陰の食品は、腸をはじめ臓器・血液を冷やし、全身を冷やします。
スポーツ選手のカロリー摂取やダイエットなどでおなじみのバナナは熱帯地方原産、暑い気候でカラダを冷やし守る陰性の食品です。バナナジュースにいたっては、極陰性の牛乳に陰性のバナナ、極陰性の砂糖…腸も血液も冷やしますね。
ご当地グルメにもその土地風土にあった料理がたくさんあります。
カレーは暑い気候のインドで毎食欠かさず食べる料理。いろいろな陰性のスパイスを調合し、その土地ならでは必要な、カラダを冷やす作用に優れています。また寒さの厳しいロシアで食べられている煮込み料理は、陽性な肉や魚に極陽性の塩を加えて煮込み、寒さをしのげるよう体を温めます。
日本国内でもその気候によって同じようなことがうかがえます。東北では陽性の味噌を使った煮込み料理や、極陽性の塩を使った塩漬けなどの身体を温める郷土料理が豊富です。鹿児島では醤油にも極陰性の砂糖が入っていたり、砂糖を入れた甘い料理が多いようです。沖縄料理で有名になったゴーヤなども、南国の暑さを乗り切る陰性の野菜です。昔から伝わる自然の恵みを取り入れた先人の知恵ですね。
さて、そうすると冷えていれば陰性食品は食べられないのでしょうか。体温を作ることは健康維持のために欠かせないことなので、身体を冷やすものばかりを摂らないよう、バランスや調理法に少しだけ気をつければ、陽性に近づけたり中性にすることが出来ます。
陰性の野菜であっても、水で煮ると水分とカリウムが溶けてしまい、食品自体も温まり冷えにくくなります。
また、極陽性である食塩で漬け込むと陰性の食品も陽性食品になります。代表的なものが梅干し。カラダを冷やすキュウリも、ぬか漬けにすれば栄養価もぐんと上がって陽性になります。最近は添加物や化学調味料を使ったものも多いので、気をつけて選びたいものです。加工食品が蔓延するなか、知らない間に摂取している食品添加物や化学調味料は極陰性で、陽性のものも逆にカラダを冷やすものに変えてしまいます。
牛肉の赤身は体温を上げるのに効果的な陽性食品ですが、哺乳類である牛肉は消化しにくく、量には気をつけたいところです。消化が良くないので好ましくない代謝物やガスを発生しやすく、(“腐”と言う漢字は肉が臓腑の中で腐ると書きます!)これらが血液に吸収されてしまうと血液はドロドロと汚れてしまい血流が悪くなるため、細胞に栄養が行き渡らなくなってしまいます。そうすると代謝が活発に進まないので、体温は下がることになります。
工夫した野菜中心の食事は、消化が良く血液を汚すことも無いので、熱を生み出す筋肉運動を取り入れることで血流がよくなり、細胞の代謝が進んで体温は上がってきます。
体調や免疫力と深い関わりのある体温。冷え解消のために、食材の選び方や調理法、バランスはとても大切です。食品摂取のバランスは陽性食品と中性食品7割、陰性食品3割が理想と言われています。
血液は食物から作られます。体内酵素も腸や肝臓で作られます。腸が冷えると腸内細菌のバランスも乱れ、栄養素をうまく吸収できないので腸が汚れてしまいます。誰でも老化によって代謝が衰え体温は下がりますが、冷えはそれをよりいっそう加速させてしまいます。
気候風土に合った素材をバランスよく、食べ過ぎないこと(品を山ほど食べてかかる病、癌と言う文字です。)は若さを保つ秘訣であり、36.5℃の体温維持も可能なのです。
カラダには自然治癒力とも呼ばれる自分の身体を守り健康を保つ様々な機能が備わっています。
カラダは、食べたものを分解して必要な栄養素を吸収し、不要なものや身体に害を及ぼす物質は濾過して排出します。病に侵されそうになると免疫力が懸命に戦い、弱った臓器があれば他の臓器が補おうとします。
毎日の食事や運動、睡眠といったサイクルの中で、それぞれが補い合い支え合って全体バランスで健康維持出来るよう、身体は素晴らしく組織されています。
しかし、ストレス・生活習慣・偏った食生活・ウィルス・老化・環境汚染など健康を脅かす要因は数多くあり、不要なものが排出しきれず貯まってくると健康維持が難しくなります。
吸収が悪くなり、体内酵素の働きが弱まり、代謝が悪くなり、体温が作れなくなり(低体温)、免疫力が低下し…といった悪循環です。
誰もが感じる、気にしていなければちょっとした身体の変化。食事、便通など日々のライフワークのなかに、身体の変調の兆しはあらわれてきます。老化、生活習慣、ストレス…原因を考えて避けることは大切ですが、元気を取り戻しハツラツと活動出来るために、代謝が活発で体温が保てる身体に軌道修正することが必要です。
【食べる】【排泄する】という動作は、健康の基本です。元気な身体を作るのに必要な食材を摂り、不要なものを身体にためないよう、まずは意識する事から。身体に必要な食材は自然界から頂いているもの。大地のエネルギーをバランス良く植物素材から摂ることで、自然界のサイクルに添って身体バランスも整います。<医食同源>・<身土不二>・<一物全体>といった考え方です。世間で流行の健康によいとされる物質ばかりを単体で摂取しても、身体は喜ばないのです。
病気になってしまうと病院での治療が必要ですが、病気になる前に未然に食い止めることが出来れば?重症化する前に、自分の持つ治癒力で回復できるよう改善出来れば?病気になってしまったとしても、治療がよく効き回復出来る力を身体が持っていればどうでしょう?
身体は急激に変調を来すのではなく、様々な要因が重なり徐々に本来の機能が衰えていきます。何かの兆しが見つかった時、身体は力を使いすぎて疲れていたり、弱っているのかもしれません。本来の力を発揮出来るよう、食事や生活習慣を見直し【体質を改善する】事について考えてみてください。
風邪などのウイルスに感染すると熱が出ます。熱が出るのは、免疫がカラダを守るため外から入ってきたウイルスと戦っているからで、カラダが勝つと熱が下がり回復していきますよね。このように外から侵入するウイルスや異物、ガンなど体内で発生した有害物質を見つけて排除する、カラダが自分自身を守るために働く力、カラダに備わった防衛システムを免疫力と言います。
免疫がよく働くカラダ本来の健全な環境では病気やアレルギーとも無縁なはずですが、免疫の働きが低下すると病気にかかってしまいます。免疫力を左右する大きな要因として血液状態、体温、腸内環境などがあります。
免疫力が低下する要因
さて、免疫力と一言で表しますが、身体は全体が連携して機能出来るよう組織されていて、個々の免疫細胞には担当があります。各部位ごとに様々な免疫が働き、相互作用による免疫システムを構成しています。
●皮膚…皮膚、粘膜、気管、腸壁が病原菌や異物の侵入を防ぐ。
●血液、リンパ液…白血球、リンパ球などの免疫細胞。
●肝臓…クッパー細胞(肝マクロファージ)という免疫細胞。
●胃…酸の分泌による殺菌。
●腸…免疫力の80%と言われる腸管免疫。
骨髄、胸腺、リンパ節、血管、膵臓、腸など、免疫に関わる器官はたくさんありますが、腸が最大の免疫器官として重要な役割を果たしており、リンパ節は免疫システムの最前線として働いていることが明らかになってきました。腸はカラダに必要なものと不要なものを分別し、摂りいれた物質を分解したり発酵したりして大事な栄養素を作るだけでなく、免疫力に大きく関わっています。
では、免疫力に大きく関わる腸内環境について考えてみましょう。
便を溜める・排泄するといったイメージが強い腸ですが、とても重要な働きをしています。
●消化吸収
●有害物の分解・排泄
●栄養の産生
●腸管免疫
●血液のもと
腸は健康と深い関わりがありますが、便やおならは腸内の環境…健康状態を知らせてくれるバロメーターです。
毎日チェックしていますか?
健康な便はバナナ2本分といわれていますが、食べ物や心の変化で大きく変わります。
腸内環境が良いと…
●快便
●便やおならは臭くない
●便の色は黒っぽくなく黄土色や黄色に近い
●お腹がペコンとへこむ
腸内環境が良くないと…
●便秘・下痢
●便やおならが臭い
●お腹が張る、痛い
腸内環境を決める大きな要素のひとつは食事ですね。
私達が口から摂った食べ物などは食道を通って胃に運ばれ、胃液によって殺菌・アルコール吸収され、小腸で消化、吸収されます。 吸収された様々な栄養素は、毛細血管から肝臓 へ、肝臓から全身の血管へと運ばれていき、 残りかすは大腸に送られ、さらに水分やミネラルが吸収されたあと、便として体外に排出されます。
食品に含まれる栄養素や健康食品などの有効成分は分子が大きく、ブドウ糖やアミノ酸などの最小単位にまで分解されていなければ、無駄なく吸収することができません。どんなにおいしくて体に良い食べ物や、有効成分の多い健康食品を摂ったとしても、その成分が腸で分解・消化・吸収されなければ、便として排出されてしまいます。
腸内では腸内細菌の分泌する酵素が消化酵素をサポートし、分解・消化・吸収などのすべてに大きく関わり、無駄なく吸収出来るよう低分子に分解する手助けをしています。(腸内細菌については次章で詳しく説明します。)
腸から色々なものが網細血管へと吸収され…栄養だけでなく食品添加物や農薬といった有害物質も…肝臓に運ばれます。油脂はリンパ管から運ばれます。有害物質をたくさん摂取したり糖分が過剰だと、分解しきれない物質により血液が汚れ、油脂を摂りすぎるとリンパ液が汚れてきます。
また、腸内で有害物となったり臭いを出したりするのは、主にたんぱく質由来の化合物です。肉や魚、乳製品などの動物性食品の摂取割合が多く、たんぱく質過剰だと「悪玉菌」が増殖を始め、有害物を多数生産する事になります。善玉菌が多くいればそれらを処理出来ますが、悪玉菌が優勢だと有害物は血液やリンパ液から吸収され、血液やリンパ液を汚します。
血液が汚れると、血液循環が悪くなり、末端の細胞まで栄養や酸素を運びにくくなるので、代謝が低下します。特に体中に張り巡らされた毛細血管のような細い血管、肌など末梢血管には流れにくくなり、栄養や酸素が行き渡らず老廃物も排泄されません。
血液やリンパ液から吸収された栄養は、肝臓へ送られて利用しやすい形に変えられて利用され、余った分は貯蔵されます。有害物は、分解解毒処理して腎臓へ送られ排泄されます。血液中に有害物が沢山あると、肝臓は過労により機能低下してしまい、ネットワークで働いている身体全体にも疲れが伝染していきます。
さらに汚れた血液は血管をも傷つけます。余分な糖分は活性酸素の発生を助長し、余分な悪玉コレステロールは傷ついた血管壁に入り込み、動脈硬化を進行させます。
また、人間の免疫機能のうち80%は腸管免疫に依存していると言われており、腸内が汚れて機能が失調すると免疫系も崩れます。
腸内が汚れていると起こりやすい症状
腸内環境を悪化させ、血液を汚し、血流を滞らせる要因
腸内環境を良くするために
では次に腸内にたくさん住んでいる腸内細菌について考えてみましょう。
人間の健康に腸内細菌は密接に関わりあっていて欠かせない存在です。
ヒトの体内にはたくさんの微生物が住んでおり、特に盲腸を中心とする腸内にカラダ全体の約80%の細菌がいます。免疫力と深く関係するこの腸内細菌は、腸内細菌叢(そう・くさむら)を作ってヒトと共生しています。
なぜこんなに腸に集中しているのでしょうか?カラダの作りを考えてみましょう。
私達は口から食事を摂り、食べた食品は胃を通って小腸で消化吸収され、大腸で水分やミネラルが吸収されて便として肛門から排出されます。口から肛門まではホースのようになっていて、内側の粘膜は皮膚と同じように外界と接しており、栄養素を体内に吸収し、不要なものは体内に入らないようにしています。腸壁は検疫するいわば関所のようなもので、腸に免疫細胞が集中していなければ、もっと多くの危険にさらされるということは容易に想像出来ます。
健康な腸内には善玉菌がたくさん住んでいて活発に活動しています。腸内細菌には次のような働きがあります。
腸内では腸内細菌の働きで、食品から栄養素が生産され(代謝産物)、外から摂り入れてしまった有害物は分解して処理されています。
細菌達は様々な酵素を分泌して、自分の周りにあるものを分解します。生物の反応は全て大きいものを小さく分解し、それを組替えて新しい物を作るという化学反応ですが、その反応をサポートするのが酵素です。
腸内細菌には色々な種類がいて、乳酸菌でおなじみの善玉菌や、大腸菌など悪玉菌と言われる細菌の他、どちらか優勢な方に加勢する日和見菌があります。代謝産物が人間にとって有用であれば発酵、有害であれば腐敗(腸内異常発酵)と呼ばれ、ヒトが再利用出来る有用な物質を作り出す菌を善玉菌、有害な物質を作り出す菌を悪玉菌と呼んでいます。
善玉菌が多く優勢であれば、善玉菌が作る有機酸などにより悪玉菌の増殖は阻止され健康を保てますが、悪玉菌が増殖し優勢になると、日和見菌も加勢して様々な体調不良を引き起こします。悪玉菌が増殖する要因としてバランスの悪い食事、ストレス、病気、抗生物質の服用、老化などがあります。また、私達が健康であれば腸内細菌も正常ですが、カラダの変調による腸内環境の急変に伴い有害菌が増えれば病気になってしまいます。
悪玉菌と善玉菌は、それぞれが持ちつ持たれつ助け合い、共生共存しています。悪玉菌の代謝産物が善玉菌の栄養物質であったりするので、悪玉菌が全くいなくなると善玉菌も生きていけなくなります。有用菌(善玉菌)と有害菌(悪玉菌)のバランスが保たれていてはじめて、有用な働きをしてくれるのです。大腸内の“腸内細菌叢”に色々な種類の菌たちがいるからこそ様々な栄養素が作り出されていて、私達は菌たちに助けられて生きています。
健康な人の腸内には有用な善玉菌がたくさん住んでいますが、そうでない人は1/10000ともいわれています。腸内細菌叢のバランスが悪く、腸内細菌が元気でなかったり少なかったりすると、どれだけカラダに良い食品を摂取しても腸内で消化・吸収が十分出来ず、そのまま排出されてしまいます。
腸内細菌叢は日々少しずつ菌が入れ替わっており、常に健康を保つためには元気な有用菌を増やし定着させることが必要です。発酵食品には酵素が多く含まれており、善玉菌を補う事(プロバイオテクス)になります。抗生物質などの薬は最小限に、善玉菌のエサとなる野菜中心のバランスの良い食事と発酵食品を多く摂るようにし、ストレスは出来るだけ解消してたっぷりの睡眠で疲れを癒しましょう。腸内環境を整えて腸内細菌のバランスを保つことは健康維持に欠かせません。